ドッグフードランキング!犬のプロが実際に試して本音で評価します
今まで私が愛犬に試したドッグフード5種類をここでランキング発表します!
今回の順位のポイントは、『飼い主目線>プロ目線』といった感じで、私が愛犬に与える上で感じたことを優先にランキング付けさせていただきました。
それでも一応、色んな種類のドッグフード(海外・国内問わず)を見てきた面からも評価させていただいております。
また、いつものように素直な感想を挙げさせていただきましたので、多少毒舌な面もあります。
ご了承ください。
※価格に関しては『定価』での記載をさせていただきました。
割引価格やお試し価格等の詳細に関しましては、各ホームページにてご確認ください。
1位 カナガンドッグフード
評価 | ![]() |
価格 | 2kg→3,960円(税抜)(1kgあたりの価格→1,980円) |
給餌量 | 5kgまで 75~120g(1日) |
カロリー(100gあたり) | 約361.25kcal |
主原料 | チキン・さつまいも・卵・エンドウ豆
じゃがいも・りんご・海藻・にんじん ほうれん草・コンドロイチン・ハーブ グルコサミン・クランベリー等 |
生産国 | イギリス |
形態 | ドライフード(小粒) |
梱包 | サイズの合った箱で安全に届けられます。 |
やっぱり堂々の1位は文句なしでカナガンです!
ドライフードなのにこの食いつきはスゴイ!と本当に感じました。
色々なドッグフードを与えて感じたことですが、カナガンの時は明らかに犬の様子が違います。
まず、食べた瞬間の「うまい!」顔。
そして、カナガンを止めた時の「えっ…」という顔。
カナガンから他のドッグフードに切り替えた瞬間、明らかにいつものドッグフードを嫌そうに食べていました。
むしろ、体調不良でもない限りご飯を残すことが無い犬だったのに、途中で食事を止めて振り返りながらカナガンを待っている素振りを見せていたのです。
あの時の愛犬の様子はいつまでも忘れられません。
グレインフリーはもちろんのこと、アレルギーに関しても特に気になる様子もなく、食いつきに関しては前述の通りとなり、カナガンは本当に素晴らしいドッグフードだと思いました。
ただ、★を9点にした理由は、
- チキンアレルギーの対策をしてほしい
- 大粒が欲しい
といった点で1点だけ減点となっています。
あとは、1頭の小型犬が使い切ることを考慮したために2kgになっていると思うのですが、多頭飼いや中・大型犬の事も考慮をして、もう少し大袋があれば嬉しいかな?と思います。
でも、商品のコンセプトや製造過程、こだわりなど、その点に関しては今までにない無添加ドッグフードだと思いましたし、グレインフリーのドッグフードの先駆者だと思っています。
カナガンのクオリティを超えられるドッグフードは、しばらく出てこないのではないでしょうか。
2位 モグワンドッグフード
評価 | ![]() 7.0点/10点中 |
価格 | 1.8kg→3,960円(税抜) (1kgあたりの価格→1,980円) |
給餌量 | 5kgまで 75~105g(1日) |
カロリー(100gあたり) | 約362kcal |
主原料 | チキン・サーモン・トマト・アスパラガス・ジンジャー・バナナ・りんご・クランベリー等 |
生産国 | イギリス |
形態 | ドライフード(小粒) |
梱包 | サイズの合った箱で安全に届けられます。 |
2位はモグワンで、カナガンに続いて安心して与えられるフードなのですが、カナガンを超えるために作られたわりには、カナガンとあまり変わり映えしない気も…。
それを表すように、粒の大きさや形、色もカナガンと同じ。
超えようとしているというよりは、カナガンを真似しているようにしか見えませんでした。
また、★の数が7点なのは、
- チキンアレルギーの対策をしてほしい
- 大粒が欲しい
- カナガンより割高
といった感じでの配点とさせていただいてます。
カナガンより良いなと思った点は、購入する個数が多くなればなるほど割引が増えることくらいです。
低アレルギーを目的でサーモンを入れたわりにチキンも入れているのですが、昨今チキンアレルギーの犬が増えている面には考慮されていないのかな?と感じています。
正直『ドッグフードにトッピングするためにシンプルにした』というコンセプト自体、どうかな~と思ったのがプロとしての感想でもあって、そういったコンセプトに所々引っかかるものの、食べている犬たちの様子を見ていると安心して続けられそうなドッグフードだと思いました。
ただ、くどいようですが、モグワンを買うならカナガンを買うほうがいいかな~。
カナガンさえなければ文句なしの1位です。
3位 ネルソンズドッグフード
評価 | ![]() 6.0点/10点中 |
価格 | 2kg→3,960円(税抜) (1kgあたりの価格→2,200円) |
給餌量 | 5kgまで 96~104g(1日) |
カロリー(100gあたり) | 約344kcal |
主原料 | チキン・さつまいも・じゃがいも・かぼちゃ・リンゴ・サーモンオイル・オリゴ糖・グルコサミン・コンドロイチン等 |
生産国 | イギリス |
形態 | ドライフード(小粒) |
梱包 | サイズの合った箱で安全に届けられます。 |
イギリスのトップブリーダーが開発しただけのことはあり、程よい硬さで高たんぱく、犬の身体作りにはもってこいのドッグフードでした。
程よい硬さと大きさもありますので、顎を鍛えるにも丁度よかったです。
毛艶などもいつもより艶が出ていて、また犬たちの活動量も増え、恐らく筋肉量も変わってきたように感じています。
我が家のようにスポーティータイプの犬が居る場合は、ネルソンズを与えてあげれば健康な体つくりが出来るのではないでしょうか。
ただ与えていく上で気になることがあったため、★6点の配点となりました。
- チキンアレルギーの対策をしてほしい
この辺りが特に改善をしてほしい項目です。
一番大きな減点要素が、うちの犬が2匹ともに出てきたアレルギー症状です。
耳垢が濃くなって増え、目の何らかの変化(目ヤニや涙やけ等)が気になるほどになってきてしまったので、残念ながら継続できなくなりました。
ネルソンズから別のドッグフードに切り替えると症状はすぐ改善されましたので、やはり何らかの成分にアレルギーが生じたと思います。
アレルギーの面さえなければ、私好みのとても良いドッグフードなだけに残念でした。
低アレルギーになれば、カナガンを超えるくらいの良いドッグフードになると思います。
4位 FINEPET'Sペットフード
評価 | ![]() 4.0点/10点中 |
価格 | 1.5kg→3,142円(税抜) (1kgあたりの価格→約2,095円)※新処方ドッグフード(小粒)タイプ |
給餌量 | 5kgまで 50~60g(1日) |
カロリー(100gあたり) | 440kcal |
主原料 | 鹿肉・鶏肉・鮭肉・大麦・ポテト・りんご・ローズマリー・グルコサミン・コンドロイチン等 |
生産国 | オランダ |
形態 | ドライフード(小粒・大粒) |
梱包 | 箱ではなく袋で届きました。 |
給餌量がかなり少なく感じるのですが、他よりも圧倒的にカロリーが高いので給餌量がかなり減ります。
給餌の際は愛犬の様子を見ながら調整された方がいいと思いますが、吸収率は他社に比べるととてもいいです。
ただ、★が4点な理由は、
- チキンアレルギー対策をしてほしい
- 口臭がきつくなった
- 小粒で丸くて噛み辛い
- お試しパックの梱包状態
- お試しパックの粒も選びたい
その辺りでそれぞれ減点要素が大きかったからです。
でも、勘違いしないで頂きたいのは、あくまで私は『新処方ドッグフード小粒タイプ』しか試しておらず、一番こだわってつくられた『KIWAMI』も試していません。
しかもFINEPET'Sは他社とは違い、きちんと大粒タイプも製造されていますし、1.5kgだけでなく、4kgタイプも販売されています。
4kgの場合は6,476円(税抜)で、1kgあたり1,619円とかなりお得。
お試しパックの選択肢が1種類しかなく、その製品しか試していない現時点でのレビュー評価となりますので、大粒や『KIWAMI』を試したら点数がかなり変動する可能性があります。
梱包状態も含めて、初めて購入を検討する人間としては、お試しパックにも力を入れてほしいなと思いました。(通常購入であれば箱で届くと信じています)
また、全メーカーで唯一、商品到着後のメール(しかも愛犬の名前つき)で送ってきてくださったお気遣いは★10点分の価値があると思いました。
5位 ブッチ・ドックフード
評価 | ![]() 2.0点/10点中 |
価格 | 2kg→2,246円(税抜) (1kgあたりの価格→1,123円) |
給餌量 | 5kgまで 265g(1日) |
カロリー(100gあたり) | 121.4kcal※ブラックレーベル |
主原料 | ビーフ・ラム・チキン・ニンジン・コーン・エンドウ豆・海藻等 ※ブラックレーベル |
生産国 | ニュージーランド |
形態 | ウエットフード(ミートフード) |
梱包 | トライアルセット3本分がきれいに収まる箱 |
堂々の低評価な理由は、私のレビューを見て頂くとわかるとおり、『給餌の手間』『保管場所が不便』という点で、申し訳ないのですがリピートをしたいと思えないドッグフードだからです。
特に保管場所ですが冷凍保存が出来るとはいえ、1回の給餌量がかなりの量なので(800gで5kgの犬が約3日分)我が家が1ヶ月分を購入するとなると1頭8kg分購入しなければなりません。
つまり、2頭で16kgともなると冷蔵庫も冷凍庫も犬用に用意しないと絶対に無理です…。
ペットホテルをしている側としても、持ってこられるのは勘弁してほしいドッグフードだと思ってしまいました。
そしてウエットフードなのと、商品の性質上水分量を多くしているので、おしっこの回数が通常の2倍くらい増えました。
柔らかいので顎の力が弱くなるのも成犬には向かないと思います。
ただ、犬たちのテンションは圧倒的。
半生なので当たり前ですが、食いつきではカナガンを抜いていると思います。
お試しパックがかなりお得に試すことができるので、たまには贅沢をさせてあげたい時に購入されることをオススメします。
犬たちの喜びが異常なので★2点にしましたが、飼い主目線からすると勘弁してほしいドッグフードでした。
まとめ
今回、話題のドッグフードを色々と試させていただきましたが、感じたことはやっぱりカナガンを超えるドッグフードは今の所無いかな~と思いました。
ドライフードなのに、ウエットフードに負けない食いつきですし、食べている犬たちの調子も良い。
また、日本の小型犬向けの非常に食べやすいサイズです。
ドライフードを与えるにあたって、どうしてもカナガン基準で比べてします。
これからもどんどんドッグフードが増えていくと思いますが、カナガンを超えるドッグフードが出てくることを楽しみにしております。